静岡県富士宮市 2018年5月5日 残雪の冨士山 富士宮ルート
前日富士宮口五合目に到着。
西に沈む夕日はとてもきれいです。
富士宮市が一望できます。
ここから見れば大した雪の量ではありません。
日が沈んだあとは観光客もまばらになりました。
翌朝4:40登山開始。
少しずつ宝永山方面が明るくなり始めました。
宝永山荘と雲海荘。
5:15 御来光がとてもきれいです。
宝永山がシルエットになっています。
朝日を浴びる登山道。
雪は全くありません。
新七合目付近からは雪が出てきますがジュルジュルの状態でした。
勾配はきついですが凍ってはいないので問題なく歩けます。
所々クラックが入っていました。
八合目が見えてきました。
八合目へ到着。
この辺りから雪が固くなってきましたが歩くのには全く問題なしです。
直登で一気に標高を上げます。
快晴なのでとても気持ち良いですが時折突風が吹くので注意が必要です。
突風で舞い上がる雪。
宝永山も下の方に見えます。
九合五勺小屋が見えてきました。
山頂の鳥居も見えます。
ここからはとても危険でした。
小屋もほとんど雪で埋もれています。
岩場の方へも行ってみました。時折強風と濃い霧が発生しました。
先行者は岩の方から登ったそうです。
ここからトラバース開始。凍っているので滑ったら止まることは難しいと思います。
角度は35度位はあります。
トラバース途中から鳥居方面を見上げます。
上から見ると角度はあまり感じられませんでした。
薄いトレースがあるのでそこから歩きます。
夏山道に復帰。ここからは安全です。
鳥居へ到着。
壁は真っ白な雪に覆われています。
鳥居をくぐります。
半分ほど雪にうもれていました。
売店も雪に埋もれています。下にはハイドレーションのタンクが。
天気はとても良かったです。気温は意外に高く-8度でした。
剣ヶ峰も見えてきました。
火口の雪は多いですが左右は岩盤が見えてます。
剣ヶ峰への急勾配を登ります。
10:00 日本最高点へ到着。
素晴らしい景色です。
頂上社も雪にうもれています。
吉田口方面。
10:30 下山開始。写真の方はこれから火口へ降りると言ってました。
火口は絶景です。
振り返ると真っ白な剣ヶ峰が素晴らしいです。
鳥居をくぐって下山します。
一番危険なところを続々と登ってきます。
下から見上げるとこんな感じです。
スキーで一気に滑ってくる人もいました。
とりあえず危険地帯を抜けました。
後は夏山と変わらない道を下ります。
駐車場が見えてきました。
宝永山には人の姿が見えます。
13:30 登山口へ到着。
日本最高峰の残雪期の富士山へと登ってきました。本来ならば五合目以降は登山禁止です。
登山道自体は七合目までは雪は全くなく、八合目付近から少しづつ雪が増えてきました。八合目を過ぎたあたりから
アイゼンを装着して登りました。また六合目付近からは宝永山をバックに見事な御来光を見ることができました。
天気は快晴だったのでとても素晴らしい景色を見ることができました。
八合目を過ぎたあたりから突然の突風で飛ばされそうになったので何度も耐風姿勢でやり過ごしました。
気温は-5度位ですが強風のおかげで体感気温はとても低く感じられました。九合目付近からは雪は固くなり
さらに九合五勺からはアイスバーン状態でアイゼンもピッケルも効きづらくなってきたので注意しました。
特にトラバースのところは慎重に通過しました。この危険な場所を抜けるとようやく山頂が間近に見えてきて一息つきました。
鳥居をくぐり剣ヶ峰へと向かう途中の富士山の火口はとても雄大でした。ただ雪の量が少ないので完全な真っ白とはいかず
でした。剣ヶ峰へと続く急な斜面を登りようやく山頂へ到着。ここから見る景色はとても素晴らしいものでした。
夏の時期と違って人は少なくとても静かな山頂でした。しばらく景色を楽しんだあとは下山とします。下山中もあの危険なゾーンを抜ける
までは気が抜けませんでした。九合目まで慎重に下りたあとは、一気に夏道を下りました。
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